vol.36:色選びに迷ったら、試すこと
🙃どう過ごしてる?
近況1:🐳
予告編で気になったまま、観れていなかった映画『ザ・ホエール』を観ました。幸福とは何か、生きる意味は何なのかをテーマにした作品だと感じました。
重度の肥満のため、鯨のような巨体になった主人公チャーリー。自分はもう長くないと知ると、離婚したために疎遠になっていた娘との再会を望み、二人の関係の変化を通じて、チャーリーの考える「幸せ」が見えてきます。
近況2:仕事🙌
この夏、ずっと取り掛かっていたプロジェクトのコンテンツが今週公開されました。パナソニックのオウンドメディア「Make New Magazine」向けのコンテンツで、人口増加、食料需要の増加に伴う「食の課題」をイラストを使った読み物に仕立てました。
このコンテンツでは、漫画のようにコマ割りしつつ、漫画と違ってセリフ・吹き出しではなく地の文を主に使っているため、漫画と呼ばずに「イラストストーリー」と呼んで区別しています。
この表現は、3年前に「プラスチックの歴史」について調べてまとめた時に、辿り着きました。
その時は自主制作のコンテンツでしたが、今回、仕事で使う機会が訪れました。
📮新着コンテンツ
政治リーダーの給料が高いのはどの国?
首相や大統領など、各国の政治指導者の給料を比べるサイトを見つけたので、金額が多いトップ10をまとめたインフォグラフィックを作りました。
インフォグラフィックを作る時は基本グレースケールで進めて、仕上げの段階で色を決めていくのが僕のスタイルで、最初は紫をベースにした色合いを試しました。でも全体的に暗い印象で、お金に関する話という感じがしなかったため、今度は黄色やオレンジを使って明るくしてみました。
オレンジバージョンは、紫バージョンよりもデータが目に入ってくるようになった一方で、眩しすぎてこれは違うと感じたので、お金のデータということでゴールドにしたらどうだろうと試したらイメージにあったものになりました。
この例のように、色で迷った時は極端なバージョンをいくつか作ってみて、何がNGなのかを見定めながら決めるとうまくいくことがあります。
最後に、色以外の細かい工夫を紹介すると、ブラッシュアップの過程で、国旗が目立つように国旗の周りに細い枠線を加えたり、一番目のデータのシンガポールを傾けて、ちょっとした引っ掛かりを作るようにしています。
📚VISUALTHINKING発の本
インフォグラフィック制作ガイド
これからインフォグラフィックを使おう、作ろうという人にとってのガイドブックです。「インフォグラフィックとは」の定義から、制作プロセスまで、一冊にまとめました。