無印のボックス収納をイメージ
先月、ローマの監督を解かれたジョゼ・モウリーニョ。名将として名高いこの監督のこれまでの実績をインフォグラフィックにしました。
複数のデータをそれぞれ別の見せ方で伝えたかったので、ごちゃごちゃしないようにブロックで区切ったレイアウトにしました。これは家で無印良品のボックスで物を整理するのと似ています。
STEP 1:箱の数を決める
まず、モウリーニョについて調べたら、その中から絶対に取り上げたいと思う情報を書き出してみます。今回、「通算成績」「勝率」「獲得タイトル」「リーグ順位」「在任期間」の5つが盛り込みたい要素でした。
それから、何のインフォグラフィックか一目でわかるように、モウリーニョのイラストは欠かせません。したがって、これらの情報を収納するには、6つの箱が必要です。
STEP 2:箱のサイズを考える
6つの箱に入れる内容の中で、「獲得タイトル」と「リーグ順位」はデータ量が多かったため、大きな箱が必要です。他の4つは情報量にそれほど差がないので同じくらいのサイズで大丈夫そうです。
STEP 3:箱を積み上げる
あとはこれらをどう積み上げるかという話で、ボックスのサイズと中身に注目します。
それで最初に、さきほど大きな箱にした「獲得タイトル」と「リーグ順位」が置ける場所が限られるので、スペースを確保します。
残りについては、空いたところに並べていけばいいのですが、モウリーニョのイラストに関しては、他要素と種類が違うので、象徴的な場所(中心)に置いてみます。
残るは「通算成績」「勝率」「在任期間」で、この中で「在任期間」についてはマニアックな情報なので下段でいいかと思います。
それに対して「通算成績」「勝率」は基本的な情報なのでレイアウトのはじめの方が相応しいため、上段スペースに置きます。この時、「獲得タイトル」よりも先に目に入った方がいいので、「リーグ順位」と左右を入れ替えて場所を作ります。
それから、あらためてデータを見ると、「勝率」が62%、「獲得タイトル」が26と数字が左右対称になっています。それを活かして、上段の並びを「通算成績」を挟んで、左に「勝率」、右に「獲得タイトル」としました。
こうしてだいたいの情報の配置を決めたら、レイアウトを作り込んでいきます。
最後に、イラストや色を加えて、完成です。